函館で入手した、珍しい「イカ墨染めの布」を使ったカルトナージュです!
函館といえば五稜郭!ということで、五角形の箱にしてみました。
フタの柄は「桜わり」、内側底の柄は「烏賊(いか)縞」です。わかりますでしょうか、イカちゃんがいっぱい…!
イカ墨を原料としたセピアインクが使用されているそうです。イカ墨パスタの色とは違い、きれいなセピア色ですね。
ちなみに、ふた裏の縦じま模様の布は、秩父縞(埼玉県)を使用。
色合いや色調がなぜかぴったりなので、使ってみました。全体的に柔らかな印象の五角形カルトナージュです。
2020年5月のGWに制作しました。
おりしも、世の中はコロナ禍で外出自粛、「STAY HOME」の外出自粛期間真っただ中。
行ったつもりで、今はお家で作ろう!
はやく北海道にも旅行へ行けるようになるといいですね。今年はひとびとの日の目を見なかった五稜郭の桜は、きっと来年また咲きほこって、みんなを待っていてくれるはず。
参考情報)
沖縄の伝統工芸、紅型(びんがた)の模様のプリント生地で作った、丸い箱です。
(紅型は本来染め物です)
琉球王朝時代は、地色が黄色の布地は高貴な身分の証だったそうです。「皇帝の色=黄色」な、昔の中国の文化の影響を受けてのことと思われます。
いつかは沖縄で、本物の、型紙で染めたり模様を手書きされたりした「びんがた」に出会ってみたいものです。
紅型プリントを使用したカルトナージュ、第二弾です。
酉年のお正月にピッタリだと思って、ファブリックボードにしてみました。
カラフルな鳥たちが羽ばたき、鮮やかな花が咲き乱れる、美しい柄です。
ブログでも紹介しております。
大島紬(おおしまつむぎ)で作った、宝箱型のカルトナージュです。大島紬って、生地が全然違うので、見るとすぐに「あれ、これはもしかしたら」とわかるのですが、写真に撮ると全然っ・・・! 伝わらない・・・!
これはすごく悔しいことです。皆さん、呉服屋さんでもなんでも、一度実物を見てみてください。
宝箱型にしたら、なんだか純和風というより、別の文化の物みたいな雰囲気になりました。それだけ底が深いということだと思います。もともとの生地の幅と模様を最大限に生かすため、メガネケースよりはちょっと大きい感じの、このサイズになりました。
越前和紙(※)で作った、丸くて小さいカルトナージュです。
小川に紅葉が流れているかのような、風流な柄と、粋な扇子柄の和紙で作りました。
フタの側面を無地にしてアクセントにしてみました。
※越前和紙は、約1500年前から伝わる、日本の和紙の中でも最も長い伝統を誇る技術の賜物です。その昔、今の福井県・越前市あたりにあった岡太川の上流に女神が現れ、人々に和紙の技術を伝えたという伝説があるそうです。そのため、今も岡太神社にはこの女神さまが「紙の神様」として祀られているそうです。
参考)
Atelier Z=Graceの復興応援企画・第2弾です。
今回も仙台手ぬぐいでカルトナージュを制作。柄は伝統の「宮城野萩」。
A6サイズが入る、側面ジャバラ式の書類ケースです。シート状のマグネットを埋め込み、前が留まるようになっています。ハガキ、通帳のほか、パスポートやお薬手帳等も入ります。電子辞書のケースとして使っても良いかもしれません。
大きい柄の生地はなかなか使いづらいですが、思い切ってフレームワークを決めるのも面白いです。
復興応援企画「仙台手ぬぐいシリーズ」・第3弾の和風カルトナージュです。
仙台から南、宮城県岩沼市にある竹駒神社の初午大祭にていただいた花紙(紙吹雪)4枚をミニ色紙に貼り付け、背景のカルトンに仙台手ぬぐいを貼って製作しました。
黄色:開運祈願 紅色:諸願成就
若草色:社業繁栄 白:五穀豊穣
と、それぞれ書いてあります。
2cm四方の小さな紙片ですが、捨てるのがもったいないほど綺麗なので、再利用しました。
薄型のアルバムファイルが入るカバーケースです。
文庫本カバーのような構造になっており、ファイルは取り外し可能です。お出かけの時にカバンに入るA6手帳よりちょっと小さめサイズです。例えば旅の思い出を焼き増ししてお友達に渡したり、女子会で写真をみんなで見ながら楽しんだりするときにいかがでしょう。
生地は、仙台の手ぬぐい屋さんで手に入れたもの。デザインに粋な心づかいが感じられます。手ぬぐい生地なので、肌触りもばっちり!
昨年の3.11からもうすぐ一年。「世界を旅するカルトナージュ Atelier Z=Grace」の復興応援企画として、Yahoo!オークションに出品されていましたが、無事お嫁に行きました。落札価格は全額「みんなのチャリティ」を通じて寄付されます。ありがとうございました。(2012年3月)
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Cartonnage making, texts and photos
by Ai Imada