キルト綿は、キルト芯とも言います。パッチワークの中などに入っている、シート状の綿(わた)のほうを「キルト芯」というようですが、厳密に使い分けられてはいないようなので、お店で探すときは、とりあえず「キルトわた」と言っておきましょう。近くにキルト芯もあるはずです。
シート状になっているものが、カッティングしやすくておススメです。薄手~厚手とありますが、薄手を二枚重ねに、など調整しながら使うのもありです。厚さやワタの密度はお好みに合わせて使いましょう。。
シート状になっていない中綿は、100均(100円ショップ)でも手に入るようになりました。”綿”とはいえ、100均のものは化繊が多いので、素材が気になる方は手芸屋さんで探しましょう。シート状に成形されているパッチワーク用のものが、形に合わせて切りやすく、厚さをそろえられるので、使いやすいです。
また、どちらかの面にアイロンで熱を加えると接着剤が溶けてくっつくタイプのキルト綿もあるようです。カルトナージュの場合、フタに入れて使ったりすることが多いので、それほどズレる心配はありませんが、複雑な形の作品で利用するといいでしょう。
例えば、丸箱の場合はフタの大きさに合わせてカットしたもの1枚(①)、それより半径3mmほど小さい大きさで1枚(②)、フタより1cm小さい大きさ1枚(③)を作ります。
それを、①③②の順にフタの上にのせてから布でくるむと、フタの中央が少し盛り上がって、丸さがより強調されてフンワリした見た目になります。
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Cartonnage making, texts and photos
by Ai Imada