カルトナージュで、なんとリングピローを手作りしてみました!リングピローは、結婚式で、婚約指輪を置いておくウェディング・アイテム。手作りされる方も多いのでは?
カルトナージュで出来るとは思ってなかったんですが、偶然、ホテルのウェディングフェアで、カルトナージュのリングピローを見かけまして。
「かわいい…。ひょっとして、カルトナージュで作れる?」
…というわけで、
箱のフタにキルト綿を入れてリボンを取り付けるアイデアはそのままいただき、どうせなら式のあと箱のなかに婚約指輪も結婚指輪も収納できるように。
箱の中には指輪を入れられるように、スポンジを仕込みました。
中のスポンジは、100均の食器洗いスポンジをカッターで切って、布を巻いただけ(固定のために、ちょっとだけ裏面を縫い合わせています)。
外側の白い布は、友人からいただいた古い着物の生地です。もし、お母さんやお祖母さんの花嫁衣裳が、色やけやシミ、虫食いで着物としては着られなくなっても、部分的にこういう形で Wedding Item としてこういう形でよみがえらせることも出来ますね。
ちなみに、中の茜色の布は、岩手県の「アトリエぐらん」さんのウニ染めを使いました。
ウニってあのウニですよ!海のとげとげ。発色がとってもきれいですね。染物には殻の部分を使うそうです。海の幸を捨てるところないように使う姿勢には頭が下がります。
和素材尽くしにもかかわらず、和洋の壁を越えて、どちらのスタイルの結婚式でも使って差し支えない姿になりました。
箱の内側にブレードを張り付けています。こうすることで、中のスポンジが外にすっぽ抜けてしまうことを防いでいます。ブレード自体に厚みはそこまでありませんが、少しの引っ掛かりがあるだけでも随分と違います。
カルトナージュでペルメルを作成し、「Welcome!」と書いたカードや招待状をリボンにはさんで、ウェルカムボードにしました!
ペルメルとは、ボ―ドの対角線上にリボンを渡して固定し、そこに引っ掛ける形でハガキや写真を飾るものです。招待状をウェルカムボードにあしらうと、ゲストも迷わずに「おっ、あの二人のだな!」と分かってくれますよね。
左上のお花とリボンパーツは、東急ハンズのハンズメッセで見つけ、ちょっとお得に入手したもの。買った当時(数年前)は、まさか自分の結婚式に使うとは思ってもいませんでしたが(-_-;)
結婚式のテーマを「雪」「北海道」にしたので、、雪の結晶柄の布を土台に使い、淡い水色のスノー・フレークパーツを散らしました。右上には旅行した時に撮った写真を印刷してクラーク博士を飾ってみました。雪だるまさんも飾ってみました。右下の謎のシルエットは、ドードー鳥です。『不思議のアリス』のではありませんよ、本物です。英国自然史博物館展に行った時の、初デートの思い出です。
ちなみに、会場で撮影された写真なので、これらの写真はプロの写真屋さんの手によるものです。(下の2つは私がそれをトリミングしました)
<Special Thanks>
素敵な結婚式の写真を撮影をしてくださったのは「Satomi Noir(サトミノワール)」さんです。お世話になりました。
下記のゲストブックの写真の撮影も Satomi Noirさんです。
当日の花嫁って、撮影できない(する暇などない)んですよね…(笑)
ブックカバーの要領で作った、ゲストブック用カバーです。ウェディング衣装のお二方が後ろで支えてくれているように見えますが、自立します。
東急ハンズさんでDリングパーツを購入し、2穴はがきサイズのゲストカードをファイイングできるようにしました。
特殊なのは、写真アルバムを合体させて、結婚式当日に二人でサインした「結婚証明書」を入れられるようにしたことです。
背表紙のところに倒れないような工夫をしていますが、収納するときはブック型にしてリボンで留めれば、1冊の本のように収納できます。
表紙に使った生地は、リングピローとおそろい。友人からもらい受けた古い着物の生地を、裏表で使っています。レースをあしらえば、立派なウェディングアイテムに!
折りたたまれてしまっていますが、端にはリボンがついています。このリボンは、結婚式会場でお料理の試食をした際、メニューに結んであったものを再利用。いろいろと思い出が詰まっています。
中のピンク色の部分は和紙で、インド製です。日本橋の和紙の専門店「小津和紙」さんで見つけました!和紙をはじめ紙類の取り揃えももちろんなのですが、東京の真ん中で、ワンコインで和紙漉き体験ができるとは、なかなかどうして穴場なスポット。外国人のお友達がいる方は、教えてあげると喜ばれるのではないでしょうか。
※本サイトの画像、文章などのコンテンツの無断転載を禁じます。引用として使用される場合は、当サイトからの引用であることが分かるようにするなど、マナーをお守りください。
Cartonnage making, texts and photos
by Ai Imada