和古布(=古い着物の布地)を利用して作った、文庫本カバーです。秋の植物が模様として描かれています。朱色の布が秋らしく、読書の時間にぴったりです。
文庫本カバーの背の部分が丸くなっていていい雰囲気なのですが、写真では伝えきれないのが残念なところ。
「和古布は年月がたっているため、擦り切れやすくなっているので、気を付けて」と、リサイクル着物屋さんからアドバイスがありました。
大島紬(おおしまつむぎ)で作った、宝箱型のカルトナージュです。大島紬って、生地が全然違うので、見るとすぐに「あれ、これはもしかしたら」とわかるのですが、写真に撮ると全然っ・・・! 伝わらない・・・!
これはすごく悔しいことです。皆さん、呉服屋さんでもなんでも、一度実物を見てみてください。
宝箱型にしたら、なんだか純和風というより、別の文化の物みたいな雰囲気になりました。それだけ底が深いということだと思います。もともとの生地の幅と模様を最大限に生かすため、メガネケースよりはちょっと大きい感じの、このサイズになりました。
和紙で作ったカルトナージュです。和紙はカルトナージュの材料としてはとっても優れものです!初心者の方にも扱いやすいですし、手触りも柄も良いものが多いです。
手前は、鮮やかな赤にターコイズっぽいブルーがアクセントになった扇子の、なんとも粋な柄。奥は、山吹色を基調とした紅葉川です。
こちらは、JR町田駅近の美容室「カノープス」で、キャンディーボックスとして置かせていただいています。(2013年4月から、溝の口のカノープスに移りました)
着物リサイクル生地を使った、電子辞書ケースです。箱ではないカルトナージュシリーズです!なかなか珍品かと・・・
学生時代から愛用していたケースにお茶をこぼしてしまい(中身はケースのおかげでセーフ)、作り直しました。海外旅行の心強い味方です。
「漆に金箔」といった豪奢な風情です。ちょうど良い大きさの生地が見つかって幸運でした。こちらは背面ですが、前面には木製ボタンがついており、フタを留められるようになっています。
Atelier Z=Graceの復興応援企画・第2弾です。
今回も仙台手ぬぐいでカルトナージュを制作。柄は伝統の「宮城野萩」。
A6サイズが入る、側面ジャバラ式の書類ケースです。シート状のマグネットを埋め込み、前が留まるようになっています。ハガキ、通帳のほか、パスポートやお薬手帳等も入ります。電子辞書のケースとして使っても良いかもしれません。
大きい柄の生地はなかなか使いづらいですが、思い切ってフレームワークを決めるのも面白いです。
復興応援企画「仙台手ぬぐいシリーズ」・第3弾の和風カルトナージュです。
仙台から南、宮城県岩沼市にある竹駒神社の初午大祭にていただいた花紙(紙吹雪)4枚をミニ色紙に貼り付け、背景のカルトンに仙台手ぬぐいを貼って製作しました。
黄色:開運祈願 紅色:諸願成就
若草色:社業繁栄 白:五穀豊穣
と、それぞれ書いてあります。
2cm四方の小さな紙片ですが、捨てるのがもったいないほど綺麗なので、再利用しました。
親しみ深い柄の手ぬぐいで作った、メガネケースです。
左が矢羽根の模様(矢がすりで)、手ぬぐいを斜めにとってみました。
右側が唐草模様、元はイスラム建築のアラベスク(蔦のような植物の模様)からきていてシルクロードをわたってくるうちにこのようにシンプル化されたそうですから、まさに世界を旅していると言えるでしょう。
内側は、ちょっと趣の異なる布を使い、開けた時の楽しみになるよう工夫しました。前面がリボンについたマジックテープで、留まるようになっています
薄型のアルバムファイルが入るカバーケースです。
文庫本カバーのような構造になっており、ファイルは取り外し可能です。お出かけの時にカバンに入るA6手帳よりちょっと小さめサイズです。例えば旅の思い出を焼き増ししてお友達に渡したり、女子会で写真をみんなで見ながら楽しんだりするときにいかがでしょう。
生地は、仙台の手ぬぐい屋さんで手に入れたもの。デザインに粋な心づかいが感じられます。手ぬぐい生地なので、肌触りもばっちり!
昨年の3.11からもうすぐ一年。「世界を旅するカルトナージュ Atelier Z=Grace」の復興応援企画として、Yahoo!オークションに出品されていましたが、無事お嫁に行きました。落札価格は全額「みんなのチャリティ」を通じて寄付されます。ありがとうございました。(2012年3月)
昭和初期の化粧品の丸い缶がモチーフとなっている布のマルイ柄を利用し、マカロン型小丸箱にしてみました。
フタにはよく見ると、「月下美人」や「Rose Powder」の文字が・・・。レトロな雰囲気のする作品群です。
手のひらサイズのカルトナージュです。イヤリングや指輪など、細かなものの収納に適しています。小さいですがどれも違う表情を持ち、レトロ模様をたくさん楽しめます。
フタの色に合わせて、下半分の色も個別に変えてあります。
モダンで大胆な柄の和風のカルトナージュです。薄紫のベースに、大き目の柄が銀色の縁取りで描いてあり、よく映えます。
はがきサイズで、年賀状の整理に向いていると思いながら作ったものです。
箱の内側はエンボス加工をしたクリーム色の厚紙を使用しました。
深紅のベースに青と白の花が映える、華やかで美しい色合いの、和風のカルトナージュです。
形はシンプルに正方形ですが、フタの裏側と内側底面には鴬色の和布(絹)を使って、和にこだわってみました。底の生地はちりめんっぽい生地なので、写真ではわかりにくいですが、無地でもなかなか味のある質感です。
フタははそのまま外れるタイプで、中にキルト綿が入っていてふわふわとした手触りです。 サイズは少し大きめ、CDのケースぐらいです。
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Cartonnage making, texts and photos
by Ai Imada